美大を卒業後、パッケージデザイン会社に就職しました。その後は子育てに専念しながら心のどこかで「いつかアートに関わる仕事がしたい」という想いはずっと消えずにありました。
パート先でウェルカムボードを描く機会があり、ネットで検索していた時に初めて、チョークアートと出会いました。
カラフルであたたかみのあるKANA先生の作品の魅力に惹き込まれ、体験レッスンを申し込んだのがきっかけです。
---初めてチョークアートをした時はどんな感じでしたか?
オイルパステルがクレヨンに似た描き心地で、どこか懐かしい気持ちになりました。色を重ねて指で混ぜる作業が思った以上に面白く、つい夢中になってしまいました。
---今までのチョークアーティスト活動、講師活動で印象に残っていることはありますか?
この仕事を始めて印象に残っていることは、食品会社のテレビCMに起用された事です。今年の4月から放送が開始され、ホームページなどで見ることもできます。
商品のラベルを細部まで描くのは大変な作業でした。チョークアートではお馴染みのトマトやニンニク、玉ねぎなどの絵も含めて、3枚のボードを描かせていただきました。
CMの中で自分の作品がどのように使われていたのかを初めて見た時はとても感動しました。映像や音楽との組み合わせの中で、作品が新たな命を吹き込まれたように感じました。
全国放送でたくさんの人の目に触れる機会を得られたことは、創作活動を続けるうえで大きな励みとなり、私を応援してくれている家族や友達が自分以上に喜んでくれたのも嬉しかったです。
このような貴重な経験をさせていただけたことに、関係者の皆様に深く感謝するとともに、これからの作品づくりを続けていきたいと、あらためて思いました。
また、2024年に滋賀県で開催されたCAA協会展では『来場者賞』をいただいた事が印象深く残っています。
まさか自分の作品が受賞できるなんて!!
会場に足を運んでくださった皆様、投票してくださった皆様、本当にありがとうございます。
「この作品が好き!」「この猫の毛並みが凄い!」と思っていただけたことが、何よりも嬉しかったです。
---今後の活動について聞かせてください。
KANA先生のスクールでチョークアートを始めてから気づけば10年以上の月日が経ちました。色鮮やかなオイルパステルで描くこの表現に魅せられて以来、多くの作品と向き合ってきました。
現在は講師活動よりも制作が中心となっておりますが、これまで続けてこられたのは、作品を見て「癒された」「宝物ができました」と言ってくださる皆様のお言葉があったからこそです。
今後はこれまで培ってきた表現力と経験をもとに、個展の開催やSNSを通じて、LOTUS CHALKARTの世界観をより多くの方に直接届けたいと考えています。チョークアートの温かさや楽しさを、身近に感じてもらえたら嬉しいです。
また、オーダー作品の制作にも引き続き力を入れていきます。一人ひとりの想いやイメージを大切にしながら、世界に一つだけのアートをお届けし、お客様に心から喜んでいただける作品を作り続けていきたいと思っています。
これからもチョークアートの可能性を広げながら、見る人の心に残る作品を描き続けてまいります。
---インタビューにご協力ありがとうございました♪





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